大阪市中央区南船場の産科・婦人科　みつもとレディースクリニック

更年期障害

更年期は性成熟期から老年期への移行期間に相当します。この時期には卵巣機能の低下に伴い、月経周期の乱調あるいは閉経として現れ、顔面紅潮、発汗、不眠といった症状の出現とともに、生活環境や社会環境の面でも幾つもの問題をかかえる時期でもあります。

例えば、子供の進学、親の介護、生きがいの喪失、心の負担、老後の生活設計などさまざまなストレスを強いられるのもこの時期であります。また、健康に影響を与えるような病気の好発年齢にもさしかかり、子宮がん、乳がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍や動脈硬化症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病にも悩まされることになります。つまり女性にとってこの更年期は、自分自身の体の健康管理を行い、心の安定を図る上でとても大切な時期であると思われます。

当院では、この時期のQuality Of Life（生活の質）の向上を図る事を前提に、症状に応じたホルモン補充療法、漢方療法などの薬物療法と、運動を行う事により、心とからだの安定を図っていただけることを目指しています。

エイジングケア

当院では、女性のQOL（生活の質）の向上を図るためにエイジングケア治療を実施しております。
特に中高年女性で更年期症状にお悩みの方にとっては、ホルモン補充療法、プラセンタ（胎盤エキス）治療や、にんにく注射（ビタミン注射）により更年期症状の改善とともに、お肌の改善や体調改善が期待できます。

プラセンタ（胎盤エキス）治療＜自費診療＞

元々は肝機能改善薬として認可された注射薬です。
当院で取り扱っているプラセンタ注射はヒトの胎盤（プラセンタ）から抽出された物質で、胎盤に含まれるさまざまな栄養素（エキス）が含まれ、「プラセンタ」注射と呼ばれています。プラセンタは肝臓の働きを改善する薬として1974年より販売されましたが、それ以外での使用は保険適用ではないため保険外＜自費診療＞となります。
プラセンタはヒトの胎盤から抽出されたエキスで、副作用としてはわずかな頻度で注射部位の疼痛、発熱、硬結、頭痛、原材料によるアレルギー、投与方法によるショック症状などが報告されており、注意点としては献血ができなくなります。また製造過程で原材料提供者の感染症スクリーニング、科学的に証明された種々のウイルスの不活性化処理がなされ、2022年現在、プラセンタによって感染症が発症したという報告は国内・海外ともにないようです。

費用

＊初回時のみ、注射代とは別に1,100円（税込）をいただきます。
2回目からは、注射代のみとなります。

にんにく注射（ビタミン注射）＜自費診療＞

ビタミン剤を注射や点滴で投与する治療法です。
体の体調改善にビタミン剤の注射をご案内しています。
ビタミン注射に使われるビタミンは水溶性のビタミンB群とビタミンCを組み合わせたものを使用します。にんにく注射（ビタミン注射）はニンニクに多く含まれたビタミンB1をはじめ、B2、B6が含まれており体調改善作用があり、またビタミンB群には傷の修復機能や肌を強くする働きもあり美容目的で打つ方もいます。
ビタミンCは免疫力をアップする作用や皮膚のメラニンの生成を抑制する作用があります。ビタミン注射の副作用としては水溶性ビタミンのため余分に摂取しても体外へ排出されるようになっていますので、リスクはほとんどないとされていますが、個人の体調や体質、持病によってはビタミン注射を控えていただく場合があります。腎臓機能の低い方、栄養状態の悪い方、脱水症状の方、透析中の方は注射の実施につきましては医師とご相談ください。

費用