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人工妊娠中絶手術
月経が遅れて妊娠の検査をしたところ陽性反応が出て妊娠が判明し、産むべきか、中絶すべきかで悩まれる方がいると思います。
避妊方法が不完全だった場合や、諸事情により今妊娠を継続して生む結論に至らない場合があります。そして悩んだ上でやむなく中絶の結論を出された女性に対して、当院はその方の結論を真摯に受け止め、よりご負担の少ない中絶手術が受けられるようスタッフ全員でサポートさせていただきます。
まずはお電話でのご予約が必要です。
初診時に妊娠週数の確認、手術の説明、術前検査をおこない、手術の実施日を相談します。初診当日の手術は実施しておりません。また中絶手術を実施している妊娠週数は10週までとしています。手術には同意書・承諾書に署名・印鑑が必要です。20歳未満の方は保護者の署名・印鑑も必要です。当院での中絶手術
- 術前処置の有無。出産経験の無い女性が中絶手術を実施する場合には、原則子宮の入り口を開くためのスポンジ用器具を挿入して1時間ほど経過してから手術となります。この前処置は中絶手術をよりご負担なく実施するための処置です。出産経験のある女性の場合にはこの前処置は不要です。この前処置についても週数や個人差もあり、ご相談に応じます。
- 吸引法 当院での中絶手術はご負担が少ない吸引法による中絶手術です。世界保健機関(WHO)が推奨する方法で、子宮を傷つけるリスクも低く、内容物の遺残も少なく、術後の出血量も少量です。(週数や子宮筋腫の有無によりもちろん個人差はあります。)
- 全身静脈麻酔 パルスオキシメーターで管理の下、全身静脈麻酔で眠った状態で、10~15分で手術は終了します。
- 術後麻酔が覚めるまで2~3時間ベッドで安静にしていただき帰宅となります。
- 術後感染予防のための抗生剤、子宮の収縮をよくする薬を処方します。
- 術後の経過は原則翌日と1週間後に受診していただき、経過を観察します。
術後の注意点
- 中絶手術時の週数が増えると術後の出血も増加する傾向になります。おおよそ1週間程度で落ち着くと思われます。
- 手術当日は麻酔の影響が残りますので、安静にしていただき、感染予防のためにシャワーのみとしてください。もし38度以上の発熱を伴う場合にはご連絡ください。
- 術後に妊娠で大きくなった子宮が元の大きさになる事で多少の腹痛が有ります。
- 手術翌日からは日常生活が可能です。
- 術後にその人に適した避妊方法、ピル内服や子宮内避妊器具挿入による避妊方法のご相談をします。
費用
妊娠10週未満まで | 80,000円(税込) |
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※金額には術前検査、手術費と術後の薬剤費用も含まれています。
※初診時の費用は無料ですが、手術の前納金10,000円が必要です。残りの70,000円は手術当日にお支払い頂きます。
※それ以外の費用は術前、術後ともにありません。
外陰部コンジローマ切除
コンジローマは、ヒトパピローマウイルスが原因で、外陰部およびその周辺に発症する腫瘍で、カリフラワー状あるいはぶどうの房状に発育する腫瘍です。局所麻酔下に病変部分を切除し、すぐに帰宅可能です。
術後数日間の感染予防措置を要します。傷は3週間くらいで改善します。
尖圭コンジローマ
コンジローマ発生部位に局所麻酔を行い(5~10分)、電気メスにてコンジローマを切除します(5~10分)。後日2~3回来院いただき、切除部が治癒するまで観察します。
子宮頸管ポリープ切除
子宮頸管ポリープは子宮の入り口(頸管)にできる腫瘍でほとんどのものが良性の腫瘍です。
米粒大からそら豆大まで大きさはさまざまですが、月経以外の不正性器出血の原因になりますので、見つかり次第切除し、組織検査で良性である事を確認する事をご案内しています。
費用は保険扱いで、麻酔も必要なく、タンポン圧迫で止血処置をしてすぐに帰宅可能となります。その後は検査の結果説明に来院していただきます。