大阪市中央区南船場の産科・婦人科 みつもとレディースクリニック

MAIL:info@mitsumoto-lc.com
※メールアプリが立ち上がります。
※個別のご相談等には対応いたしかねますのでご了承ください。
〒542-0081大阪市中央区南船場1-10-20
南船場M21ビル 1F

MENU

  • HOME
  • 月経・性感染症
月経・性感染症

月経関係

月経困難症

花

月経期間中に起こる激しい下腹部痛、腰痛、悪心、嘔吐などの症状を月経困難症といい、多くの女性がこの症状に悩まされています。子宮内膜症や子宮筋の異常収縮が原因であると言われており、痛みに対して鎮痛剤を内服したり、あるいは一定期間ピルを内服して症状の軽減を図ります。

子宮内膜症

子宮内膜症は、元々子宮の内腔にあるべき子宮内膜が子宮の内腔以外の骨盤内臓器で増殖する病気で、がんのような悪性の病気ではありませんが、近年増加傾向にあります。子宮内膜症は女性にとっては生理痛、性交時痛、そして不妊症や不育症の原因にもなるやっかいな病気です。治療としては、痛みに対する鎮痛剤、漢方療法、低用量ピル療法、腹腔鏡下手術などがあります。
当院では子宮内膜症で悩む女性に対してそれぞれの女性に応じたきめ細かな対応を心がけております。

無月経および稀発・頻発月経

特に思春期女性にとっては、3カ月以上にわたり月経がないときに無月経と診断がなされ、月経周期が延長して39日以上3カ月以内で発来する月経を稀発月経といい、月経周期が短縮して24日以内で発来する月経を頻発月経といいます。
障害部位や重症度などを調べ、ホルモン剤により治療を行います。

月経過多、月経過少

月経血量が多量のときに月経過多といい、やがて貧血になってしまいます。女性性器の病気として、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症などのときに、性器以外の病気でも、例えば心疾患、高血圧、血小板減少性紫斑病、白血病、血液凝固異常などのときに月経過多となります。まず、原因を調べましょう。

月経量が異常に少ないものを月経過少といい、血性帯下程度で持続時間が短い例もあります。子宮内膜萎縮、子宮内膜発育不全、子宮腔癒着、卵巣機能不全、高度肥満などが原因で起こります。

月経前症候群

月経開始の3~10日位前から始まる精神的症状(情緒不安定、神経質、抑うつ、不機嫌、不眠)あるいは頭痛、腹部膨満感、食欲不振、嘔吐、むくみなどの症状が出現するが、月経開始とともに症状が消失するものを月経前症候群といいます。症状の程度により、低用量ピルなどのホルモン剤、漢方、時には精神安定剤などを併用する事もあります。

月経調節

結婚式、旅行、手術などで月経周期の調節を望まれる方にたいして、ホルモン剤を使用します。

性感染症

トリコモナス膣炎

花

トリコモナスという原虫による性感染症で、黄色い悪臭のおりものが増量して膣の灼熱感、排尿痛、外陰部掻痒感などがおこります。治療は膣錠と内服によりますが、夫あるいは性パートナーも同時に治療が必要です。

クラミジア感染

クラミジア感染症は性感染症でも多いといわれているものです。子宮の頸管に感染し、女性の症状として、帯下が多い、不正性器出血、下腹部痛などが起こります。最初のうちは症状もあまり気にならないぐらいでも、ひどくなると強度の腹痛や発熱を伴い、骨盤内全体に感染が広まることもあります。そして、不妊症や流産の原因にもなります。

検査は、子宮の頸管から抗原を検出する方法と血液検査で抗体を測る検査とがあります。治療は抗生剤によりますが、夫婦間で感染している事が多いので、夫、性パートナーにも同時に検査および治療を行うことが重要です。

淋菌感染

淋菌感染=淋病も、性感染症で近年再び増加しつつあります。最初の時期の症状としては、感染後7~10日後に膿性帯下の増加がみられ、感染が広がると下腹部痛、発熱をきたすこともあります。治療は抗生剤で行います。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルス(HPV)の6型および11型の感染により発生する良性のできものです。性行為により皮膚や粘膜にある小さな傷からウイルスが侵入して感染し、感染後約3週~8カ月の潜伏期間を経て発症します。大きさは2mmから1cm程度で、イボ状、ニワトリのトサカ状のできもので、自覚症状はほとんどなく、時にかゆみ程度があるぐらいです。外陰部(特に会陰部、膣入口部、小陰唇、肛門周辺)、膣内、子宮頸部に病変を形成しやすく、複数個発生する事が多いです。
治療は、局所麻酔下で切除でき、日帰り手術が可能です。また、ベセルナクリームを局所に使用し再発予防がある程度期待できます。
また、子宮頸がんの予防接種で、HPVの16型と18型に加えて尖圭コンジローマの原因となる6型、11型に対して感染予防となるワクチンもあります。
ただし、十分な予防作用を得るためには3回の接種をうける事が必要です。

費用

子宮頸がん+尖圭コンジローマ予防ワクチン(ガーダシル) 17,600円(税込)×3回
子宮頸がん+尖圭コンジローマ予防ワクチン(シルガード9) 30,800円(税込)×3回

※自由診療です。

HIV感染(エイズ)

HIVウイルスに感染し発病すると、体内の免疫を担当する細胞が侵され、免疫力の低下から全身のさまざまな病気を併発し、やがて死に至るのが後天性免疫不全症候群(エイズ)です。感染しても最初はちょっとした風邪程度の症状しか出現しないため気づくのに時間がかかり、治療の開始が遅れがちです。エイズは、感染者とのトイレ、お風呂の共有や軽いキス程度では感染しませんが、性行為(通常のセックスだけでなくオーラルセックス、アナルセックスでも感染の危険性はあります。)や輸血により感染します。よって、たいした症状がなくても気になるときは検査を受けてください。

梅毒

梅毒は昔から存在する性感染症のひとつですが、その流行は周期的に繰り返してきました。梅毒は全身に及ぶ感染ですが、その初期には硬性下疳といって外陰部にかたいできものが出現します。治療はペニシリン系の抗生剤を使用します。

性器ヘルペス

ヘルペスウイルスの感染により発症します。外陰部の粘膜・皮膚面にとても痛みを伴う多発性の潰瘍性病変か水泡性病変が出現します。あまりの痛みですぐに病院やクリニックにかけつける方が多いですが、抗ウイルス剤の内服や軟膏を塗る事で治療します。